ICLS AED使用の注意点
現在、使用できるAEDは二相性です。
- パッドの種類
- 成人のものを小児に使用は可、逆はダメ
- 小児用は未就学児に使用、なければ成人用を代用可(以前は8歳までだった)
- 体毛が多い場合は、パッドを強く貼って剥がすと除毛でき、次に新しいものを貼ります。もしくは1枚めを強く押さえて貼り付けます。
- 貼付剤が貼られている場合は、貼付剤をはがし薬剤を拭き取ってからパッドを貼ります(粘着力が低下する事があるため)。貼布剤は爆発することがあるとの報告があります(ニトロダーム、ニコチネルTTS製剤はアルミが含有されているため)。
- 他の貼付剤もパッドを貼る位置にあれば剥がします。
- 金属製のアクセサリーがある場合は、すぐに外せるようなら外します。ネックレスなど外しにくい場合はできるだけ離します。
- プール等、水に濡れている場所から引き上げた後は、胸の水分をふき取ってから電極パッドを貼れば使用できます。
- 地面が濡れていても電極パッドが地面に触れていなければショックには影響しません。地面が凍っていたり、雪で濡れていてもショックは可能です。
- ペースメーカー、ICD埋め込み時のパッド、パドルの位置
- 8cm以上はなすと誤作動がないと報告されています。しかし速やかなショックが優先される(classI)
- 埋め込み部の膨らみから離れていれば良い(classⅡa)。2〜3cmでも良いとする意見もあります。