勉強ノート

診療中に気づいたClinical Questionについて、自分なりにまとめています。間違いがあったら教えて下さい。

ICLS 除細動器を使用する際のポイント

  • パッドの種類
    • 小児用パドルは体重10kg以下(1歳を上限にしているため、乳児でしか使用できません)
    • 成人のものを小児に使用は可、逆はダメ
  • 除細動の出力(心室細動
    • 単相性と二相性では,二相性のほうが除細動効果が高いです。
    • 二相性は150〜200J(機種毎に推奨エネルギーが違います)
    • 150Jと200Jでは除細動効果に違いは見られません。
    • 単相性は360J
  • 小児の除細動
    • 初回は2〜4J/kg 単相性、2相性ともに
    • 2回目以降は4J/kg
  • 除細動、心室細動以外の出力について
    • 二相性:初回は100〜120Jが望ましい(心房粗動、発作性上室性頻拍は50Jからで可)
    • 単相性:心房細動は100J、持続性では360J、単形性心室頻拍は100J、心房粗動、発作性上室性頻拍は50Jからで可
    • 多形性心室頻拍は非同期で高エネルギー(二相性は150〜200J、単相性は360J)でショック