三環系抗鬱薬 QT延長時の治療
以下があれば血液のアルカリ化を考慮:目標はpH:7.50〜7.55
治療法
メイロン(1mEq/kg)をボーラス投与
- メイロンはNaHCO3を1mEq/mlの溶液にしているので、体重60kgなら60mlまで
- メイロンの副作用
- 体血管抵抗を減少させ、冠潅流圧を低下させる
- 細胞外アルカローシスを引き起こす
- 細胞内アシドーシスを引き起こす
- 中心静脈のアシドーシスを悪化させる
- 高ナトリウム血症を引き起こす(点滴は1本200mlを入れるとNaが200mEq入る)
徐脈ならペーシング治療やプロタノールの持続投与
意識障害があれば、人工呼吸で過換気(呼吸性アルカローシスの誘発)
マグネシウム1〜2g(50%溶液では2〜4ml)を5%ぶどう糖10mlに溶かして静脈投与