2015-05-29 心臓移植の適応 循環器 心筋症 日本循環器学会心臓移植委員会のホームページに記載されています。 (一部抜粋) 適応となる疾患 拡張型心筋症、および拡張相の肥大型心筋症 虚血性心筋疾患 その他(心臓移植適応検討会で承認する心臓疾患) 適応条件 不治の末期的状態にあり、以下のいずれかの条件を満たす場合 長期間またはくり返し入院治療を必要とする心不全 β遮断薬およびACE阻害薬を含む従来の治療法ではNYHA3度ないし4度から改善しない心不全 現存するいかなる治療法でも無効な致死的重症不整脈を有する症例 年齢は65歳未満が望ましい 本人および家族の心臓移植に対する十分な理解と協力が得られること 除外条件 絶対的除外条件 肝臓、腎臓の不可逆的機能障害 活動性感染症(サイトメガロウイルス感染症を含む) 肺高血圧症(肺血管抵抗が血管拡張薬を使用しても6 wood単位以上) 薬物依存症(アルコール性心筋疾患を含む) 悪性腫瘍 HIV(Human Immunodeficiency Virus)抗体陽性 相対的除外条件 腎機能障害、肝機能障害 活動性消化性潰瘍 インスリン依存性糖尿病 精神神経症(自分の病気、病態に対する不安を取り除く努力をしても、何ら改善がみられない場合に除外条件となることがある) 肺梗塞症の既往、肺血管閉塞病変 膠原病などの全身性疾患