ICLS エアウェイ
鼻咽頭(経鼻)エアウェイ
- サイズは鼻孔から耳朶下端までの長さ
- 太さは6〜7mm(気管チューブより1まわり細め、もしくは小指の太さ)
- 経鼻エアウェイは基本的に右の鼻孔に挿入
- キーゼルバッハ部位からの出血を予防するためカット面があります(切れ込みの長い方が外側)。左右どちらでもカット面が鼻中隔に沿うように入れる事。先鋭部が鼻中隔をこすると出血します。右から挿入しないと行けない理由はないが、持ち手の関係上、右が入れやすい。
- 右鼻から挿入する場合、地面に対して垂直に硬口蓋と下鼻甲介の間を通過させ、抵抗があるときは抜去し左から挿入。
- 半昏睡患者でも使用可
- 頭蓋底骨折が疑われる場合(ブラックアイサイン等)は禁忌
口咽頭(経口)エアウェイのサイズ
- 口角から下顎角までが目安(もしくは切歯から下顎角)
- 深昏睡患者が適応
- 咽頭反射による嘔吐の可能性がある人には禁忌
- 不適切な挿入をすると、さらに気道を閉塞させる可能性あり