肺疾患による肺高血圧症
- 平均肺動脈圧が40mmHgを超えるCOPD患者は0.8〜2.7%
- 肺高血圧症をの診断には、心エコー、肺換気血流シンチが有用
- 酸素投与、禁煙、リハビリテーションの有用性が示されています。
- 血管拡張薬のエビデンスはありません(血管拡張薬は直接的な肺動脈圧降下作用を持ちますが、低酸素性肺血管攣縮を解除することで低酸素血症の増悪や体血圧の低下をもたらす可能性があります)
J Am Coll Cardiol. 2013 Dec 24;62(25 Suppl):D109-16. doi: 10.1016/j.jacc.2013.10.036.
- 低酸素血症があれば酸素投与を考慮(ただしエビデンスはなし)
- ステロイドや免疫抑制剤による基礎疾患の改善(これもエビデンスなし)
- シルデナフィルが有効という論文があります(対象16例のopen-labelのRCT)
Lancet. 2002 Sep 21;360(9337):895-900.